「少年漫画検証」

子供の頃から、私にとって「漫画」とは、少年漫画だった。

キャンディキャンディやララベルや花の子ルンルン、りぼんやなかよしなんてものは、心につけいる隙を与えなかった。ゲームセンター嵐であり、キン肉マンであり、コロコロコミックであり、ボンボンだったのだ。

(←イメージです。こんな漫画はありません)

それはいつしか私の中心を形作り、人間形成をなしうる上で、重要なファクターとなる。(意味わかってない)
少年漫画に出てくる主人公は「勇気」と「夢」を武器に様々な冒険へ旅立ち、かたわらの少女は可憐にはかなげに、時には叱咤激励を飛ばし、少年をけなげに見守る。そして、あくまでも彼女は「アイドル」なのだ。

私は、自分が女だということも忘れて、少年に同化し、わくわくどきどきしながら数々の冒険に すっかり心を奪われてしまい、そして、「アイドル」である少女を、擬似少年の視点から見ることになる。

女の子とは、なんと可憐な生き物なのか。


母が買ってくるスカートを断り、いつも短パンにスニーカー、思春期を迎えても、いつもズボンをはいていた。
なぜって、私はあんなに可愛くて可憐な「女の子」じゃないから。
自分の中で定義された女の子とのあまりのギャップ。

「こんなん、私には似合わへん」と、気恥ずかしくなってしまうのだ。


オトナになって、自分がまぎれもなく女であることに気付き、そのことに誇りを持つことができるようになるまで、私のその恥じらいは、トラウマのように心の底に滓を作っていた。

今になって、なんとなく、思う。
性格が男っぽいから少年漫画にはまるのではなく、少年漫画にはまったから、性格が男前になってしまったのではなかろうか?
やはり検閲といわれようとも、ある程度、親が子供に与える最初の物語は、「らしさ」を引き出すようなモノをえらんでやるべきではないのだろうか?

え?大きなお世話だろうか?
昨日、コレ思いついて、すごい人間の深層心理を解明したような気になって、「ちょっと、聞いてよ!!ダンさん!!」と鼻息を荒げていた。
「カウンセラーになられへんやろか?!なんか論文書こうかなぁ?!」

アカンかぁ?



モドル モクジ